久々の映画

bmenhorie2005-05-15

昼から夕方まで、結構時間が空いたので
久々に映画を見に行った。
真夜中の弥次さん喜多さん』である。
面白かった。よかった、素晴らしかったとは言いません。
面白かった。それでいいんです。きっとこの映画。
しかし、この世界で仕事している(ましてや劇団もやってるし)と、
どうも無心で映画や舞台を見れなくなるもんで、
気になるのはやはり現実的な所なのである。


弥次さん喜多さんの顔が施された大きな御輿を
二人が担ぎ、走り回るシーンがあるんだが、やっぱり
「これハリボテ??」「制作費いくら??」「廃棄はいくら??」
とか思ってしまうのだ。


CGで画面が破れる。それをガムテープでつなぎ合わせてある。。。
「どうやって撮影するんだ??」「クドカンは撮り方知ってた?聞いた?」
僕を客観視してみることが出来たら、完全に
「うっせえなあ〜〜、いいから見ろや!!!!」である。


そしてどう考えても気になってしまったのは、キャスティングである。
まあ、現実的とは言いがたい面白世界に豪華なキャスト陣が
数分の笑いを作るためどんどん出演するのだが、
刑罰として石を膝に乗せていく様を、笑点に例えているシーンがあって、
そこで、赤い着物の侍が、「山田く〜〜ん!2枚乗せて」と呼ばれて
石を受刑者に乗せるのだが、この侍が実際の山田くんではない。
周りが豪華すぎて、これを言うのは僕のワガママかもしれないが、
あそこは実際の笑点の山田師匠がちょんまげで「はいは〜〜い!」って
来てくれたら絶対にもっと笑いになるはず。
「無理だったのかな〜〜??」
「本人じゃない方が面白いという判断なのかな〜〜??」
というところがとにかく気になってしまった。。。


映画は無心で見ないといかん!!ごちゃごちゃ言うのは楽しんでからだ!!
そう自分に言い聞かせ、次回の映画を見ることを決意した休み時間だった。
休み時間にまで反省してしまった・・・。
休めてねえ〜〜〜!!